脊柱管狭窄症の手術後の痛み

81歳女性。とても上品な方でした。
ご家族の紹介で来院いただきました。

今年の4月に、脊柱管狭窄症の手術をした。
その時に、「すべり症もある」と言われた。
手術の次の日から、手術とは別に体調を崩し、1か月ほどベッドから降りられない生活。
いざ歩いてみると、どんどん腰が痛くなり、痛くてまっすぐに立てない。
座ってたり寝てたりすると痛くないが、動くと痛い。
「まっすぐ立つと、腰に全部の重みがかかって痛くなる。」

その他、膝の痛みや、「足に力が入らなくて足を前に出せない」という症状も。

検査すると、体が「くの字」に大きくゆがんでました。
仰向けになると、背中がつる、と。
ということは、背中の緊張も強い、と予想できます。

ゆがみを直し、足の緊張もゆるめ、背中や腰もゆるめました。

立ってもらうと、「まだ腰の真ん中が痛い」とのこと。
それは、仙骨のゆがみを調整すると、痛みがなくなりました。

膝も、だいぶ楽になったそうで、何より、「足が前に出せるようになった!」と、
とても喜んでいただけました。

あれだけゆがんでいれば、重心がおかしくなって、ほとんど右足に体重がかかってる状態だと予想されるので、その状態から右足を出そうとしても、難しいと思います。
ゆがみがなくなれば、普通に歩けるようになりました。

「病院で、痛いとこに何か所か注射を打ってもらってました」
「それでも治らなかった」
「先生の手は魔法みたいですね、こんなにソフトで痛みが取れて・・・」って。

「歳も歳だから、もう諦めてましたが、痛いのがとにかく辛くて、家族が『おばあちゃん、全然痛くなくて体が楽になるところがあるから、行ってみたら?』と言ってくれたから、来てみたんです。
もっと早く来てたら良かった」と言われました。
体が良い状態を維持できるようにするために、明日も来院されます。
今日みたく楽にしてあげられるように、明日もがんばります!

いつも以上に、「いいことした~!習って良かった!」っていう気持ちになりました。

歳のせいって思ってあきらめている人って、どのくらいいるんでしょうか。。。
たぶん、たくさんいると思います。
だって、病院で、お医者さんから「歳だからあきらめなさい」って言われてしまいますもんね。

この方のように、ゆがみを改善させただけで、症状がかなり楽になるかもしれないのに、
暗い気持ちで痛みに耐えて、外にも出られなくなって、部屋で小さくなって、しょぼんとして・・・。

このブログを書いている今も、辛い気持ちで生きてる人がいるんだろうな・・・。
「自然形体を試してみたら!!」と言いたいです。

手術も、必要な時には必要ですが、もしかしたら必要ない時もあるかもしれません。
体に傷をつける前に、「ゆがみは?」「筋肉の緊張は?」「椎間板は?」と、
痛みがとれる可能性がまだ残ってないか、色々試してみて、手術は「最後の手段」で、
よっぽど緊急手術が必要な場合でなければ、一度考えてみてもらえたら、と思います。

わたしも、手術しか方法がなかったので、高校1年生の時に手術をしましたが、
できるならもうしたくないです、こわかったし、とても痛かった・・・。
全身麻酔だったので、家族にも本当に心配をかけてしまいました。

まずは、手術するより、体に負担の少ない方法から試してみてほしいと思います。

手術しても痛みやしびれが取れない、という方が来院されて、施術したら取れてしまうことがよくあります。
「もしかしたら、手術しなくて最初からここに来てたら良かったのかな」と言われます。
本当にそうだったとしたら、手術する前に試してみたい、と思ってもらえなかったことに、
自分の力不足を感じます・・・。
もっとたくさんの人に、「自然形体療法」を知ってほしいです。

せめて、困っている方の参考になるように、たくさんの症例をブログに書けるように、
1日30分とか時間を必ずとるようにする等の対策をして、更新できるようにします!
(忙しくてあまりにも疲れてたり、整体院が休みの日は、更新も休みにしますね)
これからも、自然形体の施術を通して、社会貢献していきたいです。

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