できることは「お手伝い」です
「改善のために大切な考え方」を間違えてしまっていると、せっかくの「自然形体療法」も、もったいない効果に終わってしまうこともあるので、今回は少しまとめておきます。
自然形体療法でできるのは、「回復のお手伝い」です。
治すのは、施術している側じゃなくて、施術を受けている本人の「回復力」です。
「先生、治して下さい」という考え方では、良くなるものも良くなりません・・・。
人間は、本当は素晴らしい自然治癒力があるので、体が正しい状態なら、自然に治っていきます。
でも、何か原因があって、自然治癒力が働けない体になってしまった時に、色んな辛い症状が出るようになります。
それは、ゆがみだったり、筋肉の緊張だったり、睡眠不足だったり、過労だったり、人それぞれです。
「健康な体に戻りたいのですが、自分では何が悪くて不健康になってるのかがわかりません。どうやったら良い状態に戻るのか、教えて下さい。手伝って下さい」という考え方が、早く回復していくためには正しいと思います。
施術で、いくら「痛みのない正しい状態の体」に戻しても、日常の生活習慣が原因で出ている痛みの場合は、生活習慣を改善してくれないと、一向に治っていきません。
今までの悪い生活習慣の積み重ねで、今の悪い状態になっていることを理解してほしいです。
説明が下手なのか、わかってもらえていないことがあるようです・・・。
わかってもらいたくて、施術で「正しい状態」に戻して、「なんで今まで間違った状態になってしまっていたか」を、できる限り説明させて頂いています。
「本気で治したい」という方には、とても喜んで頂いています。
でも、中には、努力をしたくない方もいます。
わたしは、どんな方でも、頼って来て頂いた以上、「痛みのない体に戻ってほしい」と願って真剣に施術しています。
でも、無力なので、「お手伝い」しかできないんです・・・。
その人の代わりに、正しい生活をしてあげることはできません。
本気で治りたい人なら、お手伝いしてあげれば、自分でも良い状態にするために生活習慣も改善していってくれるので、どんどん良くなっていきます。
「施術を受けたら、あとは今まで通りの悪い生活習慣のままでも良くなる」なら、どんなにいいでしょう。
でも、「体は正直」なので、良いことをしていれば良い状態に、悪いことをしていれば悪い状態に、必ずなります。
説明しても、それをわかってもらえない人は、仕方ないのかな・・・と思います。
わたしが諦めたら、その人はずっと痛いままだ、と思って、なんとかしてあげたいと思ってがんばってますが、本人がその気にならない限り、どうしようもないんだなーと思いました。
施術代なんて、決して安い金額ではないのだから、施術を受けに来てくれる人って、みんな真剣に改善したい人ばかりなんだと思っていました。。。
本気で改善する気がない人に、あれこれアドバイスしたって、勉強する気がない子供に「勉強しろ」というのと同じことですね。。。
うっとうしがられておしまいです。
義務感で、他人に言われて「やらされる」んじゃなくて、自発的に行動を起こさないと、身に付きません。
どうやったらわかってもらえるのかな・・・。
施術は、魔法じゃないんです・・・。
正しい生活習慣に戻すのが「めんどくさい」と感じても、そのまま生活していれば、
現状維持できていればまだいいかもしれないですが、悪い状態が続くともっともっと
悪化していってしまうのがわかってるので、どうか、生活を改善して下さい・・・。
痛くなるのはその人の勝手、って思えるなら、こんな仕事はしていません。
車がびゅんびゅん走ってる車道に飛び出す人がいたら、そのまま行ったら危ないってわかってたら絶対にとめますよね。。。
もっと力がほしいな~
うまくまとめられなくてごめんなさいm(_ _)m