複合性局所疼痛症候群(CRPS)

お正月に実家に帰ったとき、父から、友人が5年ほど前から「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」という症状で悩んでるから、施術してみてほしい、とお願いされました。
なので、わたしの2009年の仕事始めは、この初めて聞く症状の方への施術でした。

病名を聞くと、尻込みしてしまいそうな、すごそうな名前です。
旦那に、インターネットで、詳しい情報を調べてもらいました。

興味をお持ちの方は、ここをクリックして、「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」でgoogle検索した結果をご覧下さい。

結局は、「痛みが出なくてもいいのに、体が勘違いして、痛みを出し続けてる」「その勘違いをとってあげればいい」というような内容が書いてありました。

今までの治療法では、お手上げなことがほとんどだそうです。

「体の勘違いを修正」
「痛みの記憶を消す」

これは、「自然形体療法」の得意とするところです。

ちょっと安心しました。
これで、施術の方針が決まったので、落ち着いて施術することができました。

結果は、50分程度で、「じっとしてるだけでも激痛の、右半身全部」を、ほとんど痛みのない状態に戻してあげることができました[emoji:e-257]

病院に何軒も行き、数々の検査もして、お医者さんに「治せません」と言われていた症状を、たとえ一瞬でも、つらくない状態に戻してあげることができて、「自然形体って、やっぱりすごいなー」と改めて思いました。

あと、痛いリハビリを、毎日一生懸命やっていたそうで、それも止めてもらいました。
その代わり、お風呂にゆっくり、一日に何回も入って下さい、とお願いしました。

たった1回の施術では、よい状態を維持することは難しいと思いますが、「治らないと言われていたのに、希望が持てる」だけでも、とても前向きにがんばれると思います。

施術していて思ったのは、「体中が、かなり警戒しているなぁ」ということでした。
ちょっとした刺激に対しても、体がビクンビクンと逃げてしまいます。

これは、今までずっと辛い思いをしていた人によくある症状です。
体が、危険から体を守るために、こういう反応をするようになってしまっています。

でも、こういう状態では、体が常に緊張状態ですので、辛い痛みが出てしまいます。
ゆるゆるーとゆるめてあげて、警戒を解いてあげることが大切だ、と思いました。

こういう名前がついていると、おそろしく感じてしまいますが、「名前に惑わされずに、目の前の患者さんをしっかり見て、その人がどうやったら楽になるか、体に聞きながら、楽になる方法を選んで施術してあげなさい」と、師匠に言われていた言葉を思い出しました。

師匠、ありがとうございました。

もし、この症状で悩んでる方がいらっしゃいましたら、「自然形体療法」を受けてみてほしい、と思います。
体の勘違いをとってあげて、楽な体を取り戻して下さい。

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