膝痛・・・階段が辛い人
70代男性。
「何十年も前に、高いところから落ちて、膝を強打した。そのあとからずっと痛くて、そのあとも何回かぶつけているし、しゃがんでも階段の上り下りでも膝がズキンと痛む。じっとしている時や、歩いているときはなんともない」
施術で、筋肉の緊張をゆるめ、関節のズレを直しました。
そのあと、確認として、まずしゃがんでもらいました。
「どうですか?」
「あー、今、全然痛くないですね」
階段を昇降してもらいました。
「どうですか?」
「ちょっとチクンとした感じはあったけど、前みたいな
ズキンズキンとする感じは全くしない。
降りてくる時も普通に降りられた。
前は、一歩ずつゆっくりじゃないと痛くて無理だった」
とても喜んで、次回の予約を入れてくれました。
【解説】
この方の場合は、ぶつけたときの衝撃によって、膝の関節がずれていたようです。ズレを直すと、前まで痛かった動作でも、平気でできるようになりました。
ズレの場合は、1回で完治する場合が多いのですが、人によっては何回か施術をする必要があります。
靭帯が伸びている場合は、施術後にサラシなどで固定して、靭帯の回復を待つ必要がある場合もありますが、それ以外なら、比較的簡単に膝の痛みは改善していきます。
施術後に必ず痛みの確認をします。今まで痛みのあった動作が痛みなくできるようになっているか、痛みがあれば、何の原因が残っているのか、もう一度施術をして、できる限り痛みがとれるように、最善を尽くします。
膝の痛みは、一般的には改善されにくいようですが、自然形体療法では、改善される場合がほとんどです。あきらめずに、試してみてほしいと願います。