ストレスと過労からの耳鳴り
先日、紹介で、「1月から耳鳴りがとまらない」という方が来院されました。
とても忙しい時期で、肩こりもひどく、耳鳴りが始まり、病院では「治らない」と言われたそうです。
首と肩も、少し動かしただけで痛みが出ます。
「こり」がずっと前からひどいんだそうです。
「耳鳴りは、自然形体療法で良くなるはず!」
実際に、軽い耳鳴りなら、今までに何度も施術後に「耳鳴りがなくなりました」と言われていました。
でも、今回は、施術後には「全く変化ありません」と・・・。
「でも、肩と首は、すごく楽になりました」。
遠方からの来院だったので、2日連続で次の日も施術しました。
2日目は、首と肩がだいぶ楽になっている状態からのスタートでした。
片側の痛みは戻ってましたが、反対側と、下を向いた時の痛みは取れていました。
施術していくと、首の緊張をゆるめているときに、「耳鳴りが少し遠くなってきました」と。
ということは、ゆるまっていくともっと楽になるかな、と思って更に念入りに施術しました。
帰りには、「来る前とは全然違う、だいぶ小さくなりました」と喜んでいただけました。
通える距離ではないので、タオル枕を使ってもらうことと、お風呂にゆっくり入ってゆるめてもらうこと、簡単な自己療法を練習して、また冬休みに来れたら来てもらうことになりました。
近かったら、あと何回か施術すれば、きっともっと楽になったと思います。
治らないと諦めずに、施術を受けたおかげで、希望を持ってもらえたのでは?と思います。
【解説】
1回目では、こりがひどすぎて、耳鳴りに変化が出るほどまでにはゆるめることができなかったんですね。
やっぱり重症な場合は、日にちを空けずに施術することが、回復への最短距離です。
悪い状態に戻る前に、次にまた「良い状態」を作ってあげることで、体はどんどん「良い状態」を記憶して、良くなっていきます。
耳鳴りは、首が原因と自然形体では考えています。
こってたり、歪んでたり、椎間板が損屈してたりすると、神経が圧迫されて、不快な症状が出るようです。
今回のように、重症な場合は、一度では変化がない場合もあるかと思いますが、
試してみる価値はあると思います。