ワーク・ライフ・バランス
実際にわたしと関わったことがある方ならご存知かと思いますが、わたしは今の仕事が大好きで、寝ても覚めても仕事のことばかり考えてしまいます。
それだけ好きな仕事なんだから、幸せなんだけど・・・。
身近な人から見ると、ちょっと心配になってしまうようです。
心配かけてごめんなさい!
患者さんからも「先生もしっかり定休日作って、遊んで下さい!」って言われちゃったり(笑)
旦那や友達にも、「たまにはしっかり休んで、ゆっくりしたら?」と言われます。
なので、いま色々と今後について試行錯誤しています。
ついでに、ちょっと思ったことを書いてみます。
いま流行り(?)の言葉で、「ワーク・ライフ・バランス」というのがあります。
ご存知でしょうか。
Wikipediaというネットの辞典によると、
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ワーク・ライフ・バランスは、「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。
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とあります。
わたしが去年使っていた手帳も、一日の欄が左右にわかれていて、仕事と家庭の予定を別々に書き込むようになっていました。
どっちかに傾いてたらダメ、とのことでした。
わたしはもちろん、仕事に傾いていました(笑)
前に、尊敬する治療家の先生が教えて下さいました。
わたしの友達が、睡眠時間が3時間とかでも、全然平気で元気に仕事してたんですが、その人の体を診て、すごくボロボロだったみたいで。
「気力があって、人一倍頑張れるタイプなんだけど、かなり無理がかかっている。今のペースで頑張ると、仕事ができる時間が確実に短くなります。長く仕事したいなら、セーブしたほうがいいです」と。
太く短く、か。
細く長く、か。
その友達は、仕事をセーブすることにしました。
わたしも、こういう仕事をしていると、どう考えてもこの生活は無理でしょう?って思う生活をしている患者さんも良く来院されます。
以前通院されていた方で、頚椎ヘルニアだった方がいらっしゃったのですが、週に1度の施術で、1か月ほどでしびれや痛みはすっかり改善されて、症状が出なくなり、一緒に喜んでいたのですが・・・。
しばらくたってから、「いま、入院中です。体調を崩してしまって・・・」と連絡がありました。
「仕事しなかったらダメなんです、休めないんです」と言って、無理な生活を続けていた方だったのですが、結果的に、一時的かもしれませんが、「まったく仕事ができない状態」になってしまいました。
こういう話は、本当に悲しいです。。。
自分の代わりは、誰もいません。
あなたの代りには、誰もなれません。
だからこそ、無理をしてまでやらないといけないことがあるのでしょうが、あなたが動けなくなったら、もっともっと大変なことになります。
(と、いま自分にも言い聞かせています。)
「自分の体力・気力の限界」を知って、余裕をもった暮らしをしてほしいです。
健康と不健康の間を「綱渡り」するような生活は、やっぱり無理がかかっています。
ずっと無理な暮らし方をしてしまっていると、体って素直なので、「休んでほしい!」という合図を送ります。
それが、痛みやしびれなどのつらい症状です。
だから、痛みが出た時には、体をいたわってあげてほしいと思います。
「なんでこの痛みが出たのか?」を考えて、対処してあげて下さい。
施術に来た人には、必ず痛みの原因を伝えています。
(自然形体療法の考え方の範囲で、ですが)
その話を素直に聞いて、生活を改善してくれる人は、早く回復します!
それでも、無理な生活を続けないといけない人は、予想以上に長くかかったりします。
わたしは、「5回以内での改善」を目標にしています。
二人三脚でゴールを目指します。
一緒に改善まで辿りつけたときが、本当に嬉しいし、幸せを感じます。
全部の疲れが吹き飛ぶ感じです。
これが、わたしのストレス解消法かもしれません(笑)
みなさんも、上手に息抜きして、「元気で楽しめる体」を維持してほしいと思います!
わたしも少し考えます。