必要な痛み
「患者さんの中には、痛くなかったら困る人がいる、痛みが取れない方がいい人がいる」って、先日研修で教わったのですが、「あぁ、こういうことか・・・」と、今日実感しました。
あまりに辛い環境で、心も体も限界になったとき、体は、本当に壊れてしまう前に、痛みを出して合図してくれるんだな・・・と。
誰かが守ってくれてて、休ませてくれようと思って痛くさせてるのかも・・・。
今日、ストレス除去の施術をしながら、状況について話を聞いてるうちに、一緒になって泣いてしまいました・・・。
「不動の心を持つことが大切」って教わったのに、まだまだ全然ダメでした。。。
こういう、心の痛みについて何もアプローチせずに、体の痛みだけを見ても、片手落ちですね。。。
心も体も楽にならないと・・・。
「周囲の状況が変わるまで、取れてはいけない痛み」
「心の悲鳴が体に症状として出てくる・・・」
体の許容範囲をとっくにオーバーしてて、それで痛みが出てるのを、施術で何とか痛みをとって痛くなく暮せるようにしてあげたい!って思っても、気持ちだけ空回りしてしまうのかもしれません。
目の前の痛みを取ることだけを考えて、本質をとらえてなかったかもしれない。
でも、だからといって、痛くて辛い人が助けを求めてくれるから、何とかしてあげないといけない。
どこまでが「施術で取れる痛み」で、どこからが「肉体を施術しても取れない痛み」か?
もっともっと勉強していかないと。。。
・・・日々、たくさんの貴重な経験をさせていただいて、本当にありがとうございます。
「治療家」としての自分を育てる「栄養」として、大切にします。
技術も心も、師匠のように、もっと磨いていきたいです。