重だるい腰痛
80代女性。主婦。
「10歩くらい歩くと、腰が重だるくなって、休み休みじゃないと動けない。病院に行くと、『運動不足だ』と言われ、痛いながらも歩いてみると、やっぱり痛いから、休み休み歩いて病院に行くと、『痛いのになんで歩いてくるの』って言われて・・・。もうどうしたらいいのやら」とのことでした。
施術してみると、体幹が「くの字」にゆがんでいます。「腰がいつも痛いから、湿布を貼って、でもかぶれてかゆくてかゆくて・・・」ということも話してくれました。
ゆがみを直し、腰回りの筋肉の緊張をゆるめ、様子をみてもらいながら施術を続けることになりました。
次の日、2回目の施術をしました。「腰はあのあと、歩いても全然だるくなりませんでした」と教えてくれました。ほかにもあちこち症状があったので、同時に施術しながら、順調に回復していきました。毎日の施術を何度か続けたあと、メンテナンスのために、4日に1回のペースで施術を続け、日常生活を普通にしている分には、痛みがない体に戻ることができました。
1年ぶりに親戚の集まりに行った時の話を聞かせてくれました。
「去年は腰が痛くて、とぼとぼとゆっくりしか歩けなかったから、いま普通にシャンシャンと歩いているわたしを見て、『あれー!普通に歩いてる、○○ちゃん、どうしたの??』ってみんなにびっくりされました。『いい先生がいて、みてもらったらこういうふうに歩けるようになったんだよーー』って、みんなの前で足を大きくあげてシャンシャンと歩いて見せたんですよ。みんな、口ぐちに『よかったね、よかったね!』って喜んでくれたんですよ、やっぱりわたしが変な歩き方をしていたから、みんな心配してくれてたんでしょうね。先生、ありがとうございます」と、とても嬉しそうに報告してくれました。
【解説】
この方は、なんとか元気に動けるようになりたい、という気持ちが強く、よくなるために何度も施術を受けてくれました。こういう風に、あきらめずに熱意を持って施術を受けてもらえると、わたしも嬉しいです。「痛みなく元気に楽しめる体」に戻るお手伝いをしたい、と思って、この仕事をしています。体が「良い状態」を覚えて維持できるようになれば、痛みなく暮せるようになりますから、その場しのぎではなく根本的に解消したい方と一緒に回復のお手伝いをしたいと思います。