股関節痛・・・車を降りられない
50代女性。主婦。
「1週間くらい前から、股関節が痛くて、ずーんと重だるい感じ。車から降りるときに足を広げようとするとズキンと痛くて、手で手伝ってあげないといけないくらい。ソファーから前かがみになってテーブルの上のものを取ろうとしても痛くて・・・」と。
骨盤のゆがみを直し、股関節のゆがみを直すための手法をすると、「さっきよりは楽です、でもまだ重だるいし、動かすとまだ痛いです」と。
股関節周りの筋肉の緊張をゆるめる手法をすると、「あ、だいぶ重だるい感じがなくなりました」と言うので、更に念入りに施術をすると、「大丈夫になりました。動かしても痛くないです」。ソファーに座ってもらって物を取る動きをしてもらったり、車を降りるときと同じように動いてもらったりしても「痛くなりません。ありがとうございます!」ということで、施術終了しました。
次の日、ちょっとだけ重だるさが戻った瞬間があったらしいのですが、ほっといたらその症状もとれて、今は全く痛くないです、ありがとうございます。との報告を頂きました。
【解説】
ゆがみを直したあとの重だるさは、筋肉の緊張がまだ残っていたからのようでした。緊張をゆるめると、よく「軽くなった」と言われます。その「軽い状態」が、本当の正しい状態なのです。でも、ゆがんでいたり、無理をしすぎたりしていると、筋肉が異常緊張状態になってしまうから、重だるく感じてしまいます。
この重だるさだけを、施術で改善させても、根本的なゆがみが直っていない状態だと、またすぐに重だるくなってしまうと思います。ゆがみと筋肉の緊張を同時にゆるめてあげることが、回復への近道です。