捻挫後遺症・・・

最近、捻挫の後遺症で来院される方が多かったです。

捻挫、腫れてる時は、その場で痛みが全部とれないこともありますが、腫れてない時には、ほとんどの場合、「その場では」痛みが取れます。

「その場では」と書いたのは・・・。

おとつい、「2か月前からの捻挫」で来院された方がいます。
痛くて、病院でレントゲンを撮ってもらうと、「骨のトゲみたいなのができてるから、このせいかも?」という診断で、湿布をもらって毎日貼ってたけど、全然痛みがとれず、足を引きずって歩いてた、とのことでした。
初回の施術後、すっかり痛みがとれて、「良かったですね!」「良かったです、ありがとうございます」というほのぼのとした(笑)会話をして、確認のために今日も予約を入れていました。

今日来院して、「その後どうでしたか?」と問診をすると・・・。
「家に帰る頃には痛くなっていました、次の日も、今日も、熱を持った感じで、すごく痛いです」と・・・。
すぐに痛みが戻ってしまっていたそうです。

施術して、痛みがゼロになったので、「靭帯のゆるみはない」と考えていたけど、実はゆるみがあったみたいでした。
捻挫は、ズレを直すと、ほとんどの人が1~2回で「いい状態」を維持できるようになります。
でも、今回の方のように、すぐに戻ってしまうj場合もあります。

すぐに戻ってしまう人は、骨と骨をつないでる「靭帯」が、捻挫したことで伸びてしまっていて、施術によってズレを直しても、その良い状態を維持できないようになってしまっています。

こういう場合は、伸びないタイプの包帯やサラシなどで、ずれてない状態に戻した形で固定してあげる必要があります。

そうやって、正しい状態を体に教えてあげると、痛いまま我慢して生活しているより、とても早く回復できるようになります。

今日は、先に捻挫の施術をして、痛みが取れたあとに、しばらくたってから何度も確認してみました。

やっぱり、さっきまで痛みがなかった動作でも、しばらくしてからやると、「いたた」ってなってしまっていました。

一緒に、症状に合わせた足首の固定の仕方を、「どう止めたら痛みがなくなるか」を調べながら決めて、しばらく固定してもらうことにしました。
だいたい1か月程度で、靭帯は回復する場合が多いようです。

この患者さんは、とても前向きな方で、「痛みがなくなるための対処法がわかっただけでもすごく良かったです」と言って下さいました。

確かに、今までの、出口のない状態から見たら、ゴールが見えてきて、嬉しいだろうな!と思いました。

あさってもまた確認のために来院されるので、よくなってるといいな!と願っています。

長年の肩こりや頭痛は、全然感じなかったそうで、そっちについては回復が早くて良かったです。

同じ人でも、症状が軽いところはどんどん先に改善していきます。

ひどくなってこじれる前に、施術してあげられたらなーと思います。
痛みがある人の選択肢のひとつに、自然形体療法が入るように、もっとがんばっていきたいです。

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